衆議院議員 小森たくお
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先日、岸田総理が外遊先のロンドンで講演を行い、その中で「資産所得倍増プラン」について話をした、との報道があった。

岸田総理曰く、「もう一つ重要なストック面での人への投資が、「貯蓄から投資」です。我が国個人の金融資産は２、０００兆円といわれていますが、その半分以上が現金・預金で保有されています。この結果、この１０年間で米国では家計金融資産が３倍、英国では２．３倍になったのに、我が国においては１．４倍にしかなっていません。ここに日本の大きなポテンシャルがあります。私は、貯蓄から投資へのシフトを大胆・抜本的に進め、投資による資産所得倍増を実現いたします。そのために、NISAの抜本的拡充や、国民の預貯金を資産運用に誘導する新たな仕組みの創設など、政策を総動員して『資産所得倍増プラン』を進めていきます」。

私自身も、５年前に担当の課長をしていた頃から訴えてきたことであり、講演などで幾度となくお話をさせていただいてきたことだ。

今回、岸田総理が、新しい仕組みの創設など今後の政策の展開を含めてロンドン・シティの投資家の前で述べられたことは画期的なことである。今後の展開に注目し、期待している。