活動報告
2022.09.29
原子力発電所視察
9月21日、22日
原子力に関する議員連盟の視察で、福井県の美浜原子力発電所と敦賀原子力発電所を訪れました。両原発に共通する課題などを学ぶ貴重な機会でした。
視察を通じて改めて感じましたが、電力不足の克服、温暖化ガスの排出抑制、エネルギーの海外依存の縮減といった現下の課題について原子力発電の役割を改めて評価し、新たな方向付けをしていく必要があります。
※両原子力発電所ともに
◯ 現役の炉がある
福島の事故の後、原子力発電に関する安全規制が大幅に強化されました。美浜3号機は運転期間の延長と新たな安全措置の導入を経て再稼働に入り、敦賀2号機は新規制基準に基づく確認審査の途上です。
◯ 運転終了の炉がある
美浜1、2号機、敦賀1号機は既に運転を終了し、長期にわたる廃止措置の最中です。作業の安全な実施は今後多く見込まれる国内、世界の廃炉作業の財産となります。
◯ 新たな炉の準備をしていた
約10年前までは、新しい炉の導入に向けて敷地の造成(敦賀)や地層等の調査(美浜)などの準備が行われていました。福島の原子力発電所の事故、そしてその後の政府の方針を受けて、これらの作業は中断しています。
世界で最高水準とされる我が国の安全基準をクリアする発電所の新たな利用について、議論と決断が必要です。