スタートアップ(新規創業)政策が新たな段階を迎えています。

 

6月7日(火)に閣議決定された、いわゆる「骨太の方針」や「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画」の中で、スタートアップは4つの重点投資分野の1つとされ、これまでにない高い位置付けをされました。今後、年内に5か年計画を作成して支援・育成をしていくことになります。この取組みの成否は20~30年後の日本経済の浮沈を左右するものであり、重要性を強調し過ぎることはありません。

私も4月の経済産業委員会での唯一の質問の機会にこの問題を取り上げて、萩生田光一経済産業大臣や岩田和親政務官(スタートアップ担当)と議論をさせていただきました。

また、骨太の方針の策定に向けた自民党の経済成長戦略本部での議論においても、本件について要望を行い、閣議決定文も含めて反映させることができました。

 

こうした中、6月6日(月)の夜に、山際大志郎・経済財政担当大臣と萩生田光一・経済産業大臣を迎えて、岩田和親・経済産業政務官(前述)が「ムーンショットセミナー」を開催されました。経済産業省の政務三役としてこの問題に熱心に取り組んでいる岩田政務官から、新規創業の経営者の方々などに向けて、現状や決意を語られました。私は、経済産業委員会で質疑をしたご縁で司会を仰せつかるとともに、会の末尾で登壇して皆様の前で話をする光栄な機会を頂きました。

 

6月7日(火)には「スタートアップ推進議員連盟」が発足し、この問題に関心の高い国会議員が集まって、初会合が開催されました。

これからは、年内に策定される5か年計画にどんな内容を盛り込めるかが問われますが、法改正も含めて意欲的な内容にしようという意気込みです。